■ ID
| 1331 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Polychlorinated dibenzo-p-dioxins, dibenzofurans, and dioxin-like polychlorinated biphenyls in rice straw smoke and their origins in Japan |
■ 著者
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Kotaro Minomo
埼玉県環境科学国際センター
Nobutoshi Ohtsuka
埼玉県環境科学国際センター
Kiyoshi Nojiri
埼玉県環境科学国際センター
Shigeo Hosono
埼玉県環境科学国際センター
Kiyoshi Kawamura
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| Chemosphere, Vol.84, No.7, 950-956, 2011 |
■ 抄録・要旨
| 日本の収穫後の水田での稲藁焼却から発生する煙に含まれるダイオキシン類(ポリクロロジベンゾ-p-ジオキシン、ポリクロロジベンゾフランおよびダイオキシン様ポリクロロビフェニル)を分析した。指標異性体を用いた汚染源解析および同族体構成の比較により、稲藁煙中のダイオキシン類は、国内で水田除草剤として広く使用されてきたペンタクロロフェノール(PCP)およびクロルニトロフェン(CNP)製剤中の不純物の影響を強く受けていることが示された。さらに、稲藁煙のダイオキシン類に対する水田土壌の影響を調べるため、稲藁、稲藁煙および水田土壌中のダイオキシン類の同族体構成を比較した。その結果、稲藁焼却の過程で生成されるダイオキシン類の量は比較的少なく、稲藁煙中のダイオキシン類は主に、稲藁表面に付着した水田土壌に由来するものと稲藁中に取り込まれた大気に由来するものによることが示された。主成分分析はこれらの結論を支持した。以上から、稲藁の焼却は、水田土壌中のダイオキシン類を大気へと移行させる一つの駆動力となっていることが明らかになった。
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